公開日: 2025.06.02 更新日: 2025.06.02
オンライン予約とは?電話予約との比較やメリット・デメリットを解説

スマートフォンやパソコンから簡単に予約ができる「オンライン予約」は、いまや多くの業種で導入が進む便利な仕組みです。24時間いつでも受付可能で、利用者の利便性を高めるだけでなく、店舗側にとっても業務の効率化や予約の見える化といった大きなメリットがあります。
当記事では、オンライン予約と電話予約の違いや導入のメリット・デメリット、システム選び方などを解説します。オンライン予約導入を検討している方は、ぜひお役立てください。
1.オンライン予約とは
オンライン予約とは、「ネット予約」「Web予約」とも呼ばれ、インターネットを通じて店舗や施設の利用を予約する仕組みです。ホテルやレストラン、美容室、病院など、さまざまな業種で広く活用されています。顧客は24時間いつでもスマートフォンやPCから予約可能で、事業者側も電話応対の負担を減らし、業務効率を高められます。
この仕組みを支えるのが「オンライン予約システム」です。予約受付やメール通知、アンケート、顧客管理、スケジュール管理、オンライン決済といった機能を備えており、単なる予約手段を超えて業務全体の効率化を支援します。業種や運用形態に応じて、必要な機能を備えたシステムを導入することが、顧客満足度の向上や機会損失の防止のために大切です。
1-1.オンライン予約と電話予約の比較
オンライン予約と電話予約は、いずれも予約の手段として使われていますが、それぞれに違いがあります。
オンライン予約は、スマホやパソコンから24時間いつでも予約でき、空き状況もすぐに把握できます。外出先でも使え、変更やキャンセルもスムーズです。
電話予約は、営業時間中にお店に電話して予約する方法です。要望を細かく伝えやすく、複雑な依頼にも対応しやすい一方、通話のタイミングや聞き間違いに注意が必要です。
以下にそれぞれの違いを表でまとめました。
項目 | オンライン予約 | 電話予約 |
---|---|---|
予約時間 | 24時間いつでも | 営業時間のみ |
操作の手間 | 少ない | 通話時間が必要 |
ミスのリスク | 少なめ | 聞き間違いの可能性あり |
状況確認 | すぐに確認できる | 電話での確認が必要 |
変更やキャンセル | 自分で簡単にできる | 電話での連絡が必要 |
履歴の確認 | 自動で記録される | 記録が残らないこともある |
待ち時間 | 基本的になし | 混雑時はつながりにくい |
2.オンライン予約のメリット
オンライン予約には、利用者・事業者の双方にとって利便性や効率性を高める多くのメリットがあります。以下では、特に注目すべき代表的なメリットを5つの観点から紹介します。
2-1.24時間受付ができる
オンライン予約の大きな強みは、24時間365日いつでも予約を受け付けられる点です。電話予約や店頭予約では営業時間に制限されるのが一般的ですが、オンライン予約なら早朝・深夜・休日を問わず、顧客の好きなタイミングで予約できます。
特に仕事や育児などで日中の連絡が難しい方にとって、自分のタイミングで予約できる点は大きなメリットとなります。また、店舗にとっても、定休日や営業時間外でも自動で予約を受け付けられるため、顧客が来店する機会損失を防げるのもメリットです。予約数の増加や新規顧客の獲得にもつながります。
2-2.電話やメールの応対に必要な労力を減らせる
オンライン予約であれば、電話やメールでの予約対応にかかっていた業務負担を大幅に軽減できます。従来の電話予約では、スタッフが問い合わせや予約確認に時間を割く必要があり、特に混雑する時間帯には対応しきれないこともありました。しかし、予約システムを活用すれば、予約の受付・変更・キャンセルなどが自動化され、24時間対応が可能になります。
また、ユーザーが自ら情報を入力することで、聞き間違いや言い忘れといった人的ミスを防ぐ効果もあります。確認メールや画面表示によって記録が残るため、「言った・言ってない」といったトラブルも回避しやすくなります。予約対応にかけていた時間を他の業務に振り向けられ、全体的な業務効率の向上が期待できます。
2-3.スケジュールを調整しやすい
従来の電話予約では、希望の時間帯が埋まっていないか確認するために連絡を取る必要があるなど、調整に手間がかかるケースが多くありました。しかし、オンライン予約を導入すれば、リアルタイムで空き状況が確認できるため、顧客は自分の都合に合わせてスムーズに予約を完了できます。
店舗側でも予約状況が自動的に整理されることで、ダブルブッキングなどのヒューマンエラーを防げるほか、業務負担の軽減にもつながります。予約管理がシステム化されていることで、業務の効率化と顧客満足度の向上の両立が可能になります。
2-4.オンライン決済と相性がよい
オンライン予約システムの中には、予約時にオンライン決済や事前決済ができる機能を備えているものもあります。事前決済ができる機能があると、利用者は予約と同時に料金の支払いを済ませられ、当日の現金のやり取りやレジでの待ち時間を省ける点が大きな利点です。
また、店舗側にとっても、当日の会計処理や現金管理の手間が軽減されるため、業務効率の向上につながります。特に混雑が予想される時間帯やイベント時には、決済の事前完了によって受付対応のスピードアップが図れます。無断キャンセル防止にも効果的で、安定した売上確保の一助となる点も注目されています。
2-5.データをマーケティングに活用しやすい
オンライン予約を取り入れると顧客の予約情報や利用履歴、属性データなどを一元管理できるようになります。こうした情報を分析することで、リピーターの来店頻度や人気のサービス、混雑する時間帯などを可視化し、マーケティング施策に生かすことが可能です。
たとえば、特定のサービスを好む顧客層に向けたクーポンの発行や、来店が減少している顧客にリマインドメールを送るなど、データに基づいたプロモーションを展開できます。顧客の傾向を踏まえて新サービスの開発や在庫管理の最適化にもつながり、売上拡大と顧客満足度の向上を同時に実現できます。
3.オンライン予約のデメリット
オンライン予約には多くのメリットがある一方で、電話やメールを使った従来の予約方法と比べていくつかの注意点やデメリットも存在します。以下では、代表的なデメリットを解説します。
3-1.オンライン予約に慣れていない顧客を逃しやすい
オンライン予約は便利な仕組みですが、すべての顧客がその利便性を享受できるとは限りません。特に高齢の方やインターネットの操作に慣れていない方にとっては、Webサイトや予約フォームの使い方が分かりづらく、予約そのものを諦めてしまうこともあります。
Webサイトの操作に慣れていない顧客層を取り込めないまま、オンライン予約のみに対応してしまうと、機会損失につながる可能性があるため注意が必要です。実際には、電話での対応や窓口での案内も併用することで幅広い世代やITに不慣れな顧客にも対応しやすくなります。オンライン予約の導入にあたっては、操作の簡便さやサポート体制も含めた配慮をしましょう。
3-2.予約システムの構築に初期費用がかかる
オンライン予約システムを導入する際には、初期費用や月額利用料が発生することが一般的です。特に中小規模の事業者にとっては、導入時のコストが大きな負担となるケースもあります。予約ページのデザインや各種設定、業種に合わせたカスタマイズなどを行うには、外部の専門業者に依頼する必要があることも多く、依頼の費用も見込んでおく必要があります。
導入後もアップデートやサポート対応などに継続的なコストがかかる場合があるため、長期的な運用計画を立てることが大切です。便利な仕組みではありますが、導入前には費用対効果を十分に見極める必要があります。
3-3.顧客と直接やり取りできないため詳しい情報が伝わりづらい
オンライン予約は利便性が高い一方で、顧客との直接的なコミュニケーションが取れないという課題があります。対面や電話であれば、顧客の細かな要望や不明点をその場で確認・対応可能です。しかし、オンライン予約では細かな要望や不明点などの確認が難しく、予約時に記載されていてもニュアンスの違いによる誤解が生じることもあります。
たとえば、特別なサービスの希望や体調に関する配慮が必要な場合でも、顧客が備考欄に記載しなければスタッフ側が気付けないリスクがあります。入力ミスや曖昧な表現があった際に即座に補足説明を求められず、サービス提供時に支障をきたす可能性もあるでしょう。
顧客との認識の違いのミスを防ぐためには、予約フォームに補足入力欄を設けたり、確認メールでの追加質問を行うなど、フォロー体制の工夫が求められます。
4.オンライン予約システムの2つのタイプ
オンライン予約システムには、大きく分けて「汎用型」と「業種特化型」の2つのタイプがあります。導入するサービス内容や業務フローに応じて、どちらを選ぶかが重要です。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
4-1.汎用型予約システム
汎用型予約システムは、美容院や飲食店、フィットネスクラブ、病院、イベント運営など、業種を問わず幅広く活用できる汎用性の高いシステムです。予約受付をはじめ、顧客管理やオンライン決済、リマインドメールの送信など、予約業務に必要な機能が網羅的に搭載されています。
特に、画面デザインの自由度や設定項目の豊富さが特長で、自社のサービス内容に合わせて柔軟にカスタマイズできる点が魅力です。将来的に事業内容を拡大した際も対応しやすく、長期的な視点で導入を検討する場合にも適しています。「まずは基本的な予約機能を導入し、徐々に自社に合う形へ発展させたい」という企業には、特におすすめのタイプです。
4-2.業種特化型予約システム
業種特化型予約システムは、美容室、ネイルサロン、クリニック、フィットネスクラブなど、特定の業界・業種の業務に最適化されたシステムです。予約管理はもちろん、業界特有のメニュー構成やサービス提供スタイルに対応した機能があらかじめ組み込まれており、導入や運用がスムーズに行える点が大きな特長です。
たとえばサロン業界であれば、顧客の施術履歴を管理するカルテ機能や、担当スタッフの指名予約、定期的なリピート顧客の管理など、現場で実際に使える実務的な機能が揃っています。業界特有の必要な機能が備わっていることで、店舗の業務フローと高い親和性を持つ予約システムを簡単に構築できます。
ただし、汎用型に比べてカスタマイズの自由度は限られるため、業界一般とは異なる営業スタイルの場合は、導入前に必要な機能が揃っているかの確認が大切です。特定業種のニーズにしっかり応えられる点が、業種特化型の最大のメリットと言えるでしょう。
5.オンライン予約システムの選び方
オンライン予約システムを導入する際は、ただ便利そうという理由だけで選ぶのではなく、自社の業種や業務内容、将来的な運用方針に適したものを見極めましょう。以下では、システム選定時に確認すべきポイントをいくつか紹介します。
5-1.業種や取引規模にマッチしているか
オンライン予約システムを選ぶ際には、まず自社の業種や取引規模に合っているかを確認しましょう。システムによって対応できる業種や規模が異なるため、自社のビジネスモデルと親和性の高いものを選ぶ必要があります。
たとえば、美容サロンや整体院なら「スタッフ指名機能」が、習い事教室なら「振替予約機能」が欠かせない要素になります。月間の予約件数や将来の成長も見据えて、プランの容量や価格が適正かも確認しましょう。規模に合わないシステムを選んでしまうと、機能不足による機会損失や、オーバースペックによるコスト増加につながる恐れがあります。
5-2.業務効率化に役立つ機能がそろっているか
オンライン予約システムを導入する際は、自社の業務をどこまで効率化できるかを見極める必要があります。業務を効率化できるか見極めるには、まず予約受付から決済、顧客管理までの業務フローを整理し、どの工程に手間がかかっているのかを可視化しましょう。その上で、スケジュール調整、キャンセル処理、通知機能など、必要な機能が揃っているかを確認します。
また、予約システムは日常的に使うツールであるため、操作性の良さやデザインの分かりやすさも無視できません。特にスマートフォンでの操作性が悪いと、移動中の管理や即時対応に支障をきたす可能性があります。試用期間や無料プランを活用し、自社にとって「無理なく使える」システムかどうか、事前にチェックするのがおすすめです。
5-3.オプションなどを柔軟にカスタマイズができるか
機能の拡張性やカスタマイズの柔軟さも重要なポイントです。標準機能だけで業務に十分対応できれば問題ありませんが、ビジネスの成長やサービス内容の多様化に伴い、新たな機能やオプションを追加したくなる場面は少なくありません。
指名予約やクーポン発行、複数メニューの同時予約、スタッフごとの対応時間設定など、業種によって求められる機能は大きく異なります。これらを柔軟に組み合わせたり、細かく設定できたりするシステムであれば日々の運用にフィットしやすく、顧客満足度の向上にもつながります。
将来的な拡張を見越して、連携可能な外部サービス(POSレジ、決済システム、顧客管理ツールなど)の対応範囲をチェックしておくと安心です。カスタマイズ性の高いシステムは、長期的に見て運用負荷の軽減や業務の最適化にも寄与します。
5-4.セキュリティ対策は十分か
オンライン予約システムの導入では、セキュリティ対策の有無も慎重に確認する必要があります。予約システムには顧客の氏名、連絡先、決済情報などの個人情報が集まるため、情報漏えいや不正アクセスのリスクを軽視できません。
特にクラウド型システムでは、セキュリティ対策がサービス提供者(ベンダー)側に委ねられる部分が多いです。暗号化通信(SSL)対応や不正アクセス検知機能、定期的なセキュリティアップデートなどが実施されているかを確認しましょう。
また、システムトラブルや障害が発生した場合に迅速かつ適切に対応してくれるサポート体制が整っているかも、信頼性を判断する上での大切なポイントです。セキュリティとサポートの両面から安心して利用できる予約システムを選びましょう。
5-5.十分な導入実績があるか
オンライン予約システムを選定する際は、そのサービスにどれだけの導入実績があるかも重要な判断基準になります。多くの企業や店舗に採用されているシステムは、機能性や操作性、サポート体制などにおいて一定の信頼を得ている証と言えるでしょう。
導入実績が豊富なシステムは、さまざまな業種・規模のニーズに応えてきた実績があるため、トラブル発生時の対応力やノウハウも蓄積されています。過去の利用者からのフィードバックを受けて、機能改善が重ねられている点も魅力です。
公式サイトに掲載されている導入事例やレビュー、利用者の声などを参考にすれば、自社に合った運用ができるかの見極めにも役立ちます。初めて導入する場合は、安心感を得るためにも信頼性の高い実績豊富なサービスを選ぶことが望ましいでしょう。
6.オンライン予約システムの導入が向いている業種
オンライン予約システムは、多くの業種で利便性を高め、業務効率化に貢献するツールです。特に以下のような業種において導入効果が高いとされています。
■美容室・サロン業:スタッフごとの指名予約やメニュー選択、リピート客の管理などが重要となる業種です。空き時間の表示やリマインド機能によって、予約漏れや無断キャンセルのリスクを減らせます。
■医療・クリニック:診療科や担当医、曜日などで細かく設定できる機能が求められます。待ち時間の短縮や事前問診の実施にもつながり、患者満足度の向上が期待できます。
■飲食店:座席の指定やコース選択、ピーク時間帯の混雑緩和に活用されています。来店履歴をもとに常連客への対応を最適化することも可能です。
■スクール・習い事教室:定期的なレッスンや振替予約への対応が必要なため、カレンダー機能や自動通知の活用が効果的です。保護者との連絡手段としても活用されています。
■イベント・セミナー運営:開催日や定員、支払い方法の設定が簡単で、複数回開催のスケジュール管理にも対応します。受付業務を省力化し、当日の対応をスムーズにします。
■フィットネス・パーソナルトレーニング:インストラクターのスケジュールと連動した予約管理や、定期契約プランとの連携がしやすい点で利便性があります。
まとめ
オンライン予約システムは、24時間対応や業務効率化、データ活用など多くのメリットがある一方で、ITに不慣れな顧客への配慮や初期費用、情報伝達の難しさといったデメリットもあります。業種に応じたシステム選定が重要で、特に美容、医療、教育、飲食、イベント業などに導入効果が高く、業務の最適化と顧客満足度の向上を図る手段として有効です。
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