公開日: 2023.04.07 更新日: 2024.03.01

API連携が可能な予約システムとは?連携するメリットも紹介

COLUMN

API連携が可能な予約システムとは?連携するメリットも紹介

予約システムとは、顧客からの予約についてオンラインで対応できるシステムです。予約システムは、API連携の機能を活用することで、他のシステムと連携することができます。他のシステムと予約システムの連携により、業務効率化や顧客満足度の向上を実現することが可能です。

この記事では、予約システムでAPI連携を実施するメリットについて、代表的なものを3つ解説します。また、API連携が可能な予約システムについても紹介するため、予約システムの導入を現在考えている場合は、ぜひご覧ください。

1.予約システムとは?

予約システムとは、予約を要するサービスを利用する場合に、顧客がオンラインで簡単に予約できるシステムを指します。予約システムが人間に代わって予約受付や管理を行ってくれるため、とても便利な仕組みです。

予約システムの利用によって、顧客側はスムーズに予約作業を行えます。また、予約システムを導入した側は、予約情報・顧客情報の効率的な管理の実現が可能です。

1-1.予約システムのAPI連携

APIとは「Application Programming Interface」の略語で、プログラムによってシステム同士をつなぐための接点のようなものです。APIを使うと、システム間でデータや機能などの連携ができます。

予約システムにLINEのようなチャット機能を加えたいケースを例に、具体的に説明します。

APIがない場合では、チャット機能を一から開発して予約システムに搭載しなければなりません。しかし、もし別のチャットツールでAPIが公開されている場合、作業はとてもスムーズです。公開されているAPIに対し必要な値を入力すれば、チャットツールの機能を取り込み、予約システム内でチャットができるようになります。

APIは、外部システムとデータのやり取りや機能の取り込みを行うために、大きく役立つ存在です。

2.API連携のメリット3つ

予約システムでAPI連携を実現することによって、予約システムを導入する企業側はさまざまなメリットを得られます。

ここでは、予約システムでAPI連携を行うことの主なメリットを「データ活用」「コスト削減」「セキュリティ対策・顧客満足度」というポイントに絞って解説します。業務効率の改善のためにAPI連携に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

2-1.システム内のデータを有効活用できる

予約システムでAPI連携を行えば、予約システムで管理している予約情報や顧客情報を、他のシステムと連携させられます。

例えば、予約システムを導入したときに、すでに顧客情報を管理するシステムを使っている場合は、API連携によって同じデータを共有することで、二重予約の防止が可能です。また、予約システムと分析システムを連携させて、予約情報を分析した結果をマーケティングに有効活用できます。

2-2.開発コストを削減できる

システム開発には多くの時間と費用がかかります。また、システム運用には、エラーやバグの改修作業やバージョンアップ作業が不可欠です。システムの処理が高度になるほど、開発・運用にかかるコストは高くなります。

しかし、API連携によって、使いたい機能を一から開発する必要がなくなるため、システム開発コストの削減が可能です。また、システムのAPI連携は、開発コストだけでなく運用コストの低減にもつながります。

API連携の場合、必要なデータは連携先のシステムに存在するため、メンテナンスが要りません。連携先のシステムでメンテナンスを実施した場合にも、予約システムに自動的に反映されます。

2-3.セキュリティ・レベルや顧客満足度を向上できる

近年、システムの安全性・セキュリティの確保は重要な課題です。システム開発のすべてを自社で行った場合、情報セキュリティの専門的な知識を要します。

しかし、専門知識がない場合でも、セキュリティ・レベルの高い外部APIを利用すれば、安全面で信頼できるサービスの提供が可能です。例えば、GoogleアカウントやFacebookアカウントとの連携によって、高いセキュリティ・レベルの認証が行えます。

また、Googleのような広く普及している大手サービスとAPI連携すれば、システムの使い勝手はよくなります。システムの使いやすさはサービスの価値を高めるため、API連携により顧客満足度を向上できるでしょう。

3.API連携が可能な予約システム4選

API連携にはさまざまなメリットがあるため、予約システムを利用する際にはAPI連携できるシステムを選ぶのがおすすめです。しかし、多くの予約システムの中でも、API連携が可能なものは限られています。

ここでは、API連携できる予約システムとして有名なものを4つ紹介するため、ぜひ参考にしてください。

3-1.STORES 予約

「STORES 予約」のAPI連携機能では、社内基幹システムや業務系ツールと「STORES 予約」を簡単に連携できます。顧客管理や会計管理、営業・マーケティング活動など、業務負担を増やすことなく予約システムの導入が可能です。

「STORES 予約」でAPI連携機能を利用するには、スタンダードプラン以上のプランの契約が必要です。API連携によってデータの取り込みも自動でできるため、業務効率の向上につながるでしょう。

予約システム STORES 予約

3-2.ChoiceRESERVE

2010年にサービスを開始した「ChoiceRESERVE」は、レストランやヘアサロンなど、多様な業界で利用されているクラウド型の予約管理システムです。「Pro」または「Enterprise」のプランを契約することで、API連携機能の使用が可能です。予約日時や予約数、合計金額、管理メモなどのさまざまなデータをAPIで取得できます。

社内基幹システムや業務系ツールなどと連携することによって、予約システムが持っている情報を顧客情報管理やマーケティングに生かせるのも魅力です。蓄積したデータを、予約枠の最適化や次年度以降の事業投資の判断材料として活用するのもよいでしょう。

予約システム&予約管理システム「ChoiceRESERVE」

3-3.SuperSaaS

「SuperSaaS」は、多業種・多言語に対応したネット予約システムで、開発者ドキュメント上ではAPIの仕様が公開されています。「SuperSaaS」のデータベースにアクセスすることによって、データの更新が可能です。

「SuperSaaS」にはユーザーAPI・アポイントメントAPI・フォームAPI・インフォメーションAPIの4つのAPIタイプがあります。決済サービスによる予約時のオンライン決済機能の実装に加え、各国の通貨が選択できるため、国際的なビジネスにも適しています。

予約システムSuperSaaS

3-4.リザエン

「リザエン」では、カスタマイズすることで、システム間のデータ連携やAPI連携を行えます。専門のエンジニアによるサポートによって、自社の運用に最適な予約システムで業務の効率化が可能です。

カスタマイズの例を以下に挙げます。

・デジタルサイネージに予約状況を表示

デジタルサイネージ上に表示した予約状況によって、店舗や施設の予約状況・混雑状況を、顧客に視認してもらえます。

・POSレジと連携

POSレジと連携し、売上データと予約情報をひもづけることによって、詳細な売上データ分析が可能です。

・シングルサインオン

既存の会員情報や社員情報、学生情報などのデータベースと連携し、発行済みアカウント情報で予約システムにログインできます。

カスタマイズには、リザエンのエンタープライズ版を利用する必要があります。エンタープライズ版では、カスタマイズに最適化された専用パッケージをベースに、課題解決に必要なカスタマイズを低コストで実現することが可能です。

予約システム【リザエン】 | 使いやすい予約管理システム

まとめ

予約システムと他のシステムをAPI連携によりつなげることで、予約システムに多様な機能を低コストで盛り込むことができます。また、適切な外部のシステムと予約システムをつなげることにより、セキュリティ・レベルや顧客満足度を高めることが可能です。

予約システムの「リザエン」では、エンタープライズ版を利用することで、他のシステムとAPI連携が行えます。専門のエンジニアがご要望に応じた提案からシステム導入までサポートいたします。予約システムの導入を考えている方は、ぜひ「リザエン」の導入をご検討ください。

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監修者

リザエン営業企画部
リザエン営業企画部のメンバーが監修する予約システムの最新情報やノウハウなどのお役立ち情報をお届けするコラムです。
予約管理業務の効率化に悩む企業のご担当の方に、おすすめ製品やニュース、予約システムの導入事例などのご紹介もしておりますので、ぜひ本コラムをご活用ください。

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