2021.09.14
予約システムの作り方とは?必要なスキルから含めるべき機能まで

一日の集客人数が限定される業種や接客時間の長い業種などでは、予約システムを導入すると業務の効率化を図ることができます。少しでもコストを抑えるために、予約システムを自作で用意したいと考えている人もいるでしょう。
予約システムの作り方にはさまざまな方法があるため、それぞれを比較検討して導入の可否を判断することが重要です。
今回は、予約システムの作り方を解説します。必要なスキルや含めるべき機能も解説するため、予約システムの必要性を感じている人はぜひ参考にしてください。
1.予約システムの代表的な作り方4つ
予約システムを導入する方法としては、いくつかの選択肢が考えられます。予算や求める機能、導入までの期間などさまざまな要素を検討したうえで、どの方法を選ぶか判断することが重要です。
ここでは、自作を含めた予約システムの代表的な作り方を4つ解説します。
1-1.開発会社に依頼する
開発費用に対する予算を確保でき、自社の業務に合ったシステムを望む場合は、ソフトウェア受託開発の会社に依頼することが一般的です。システムの開発方法には、予約システムの一般的な機能を持つパッケージからカスタマイズする方法と、フルスクラッチのオーダーメイドで開発を行う方法があります。
納品までの期間は数週間、オーダーメイドの要素が多い場合は1ヶ月以上かかることがほとんどです。よりよいシステムを作りたい場合は、依頼する際の要件定義や納品の際のテストなど、依頼先との間で調整を重ねることが求められます。
1-2.CMSを利用する
CMSは「Contents Management System」のことを指します。Webサイトを作るための機能を一元管理できるシステムであり、多くはオープンソースとして配布されています。基本的な機能が搭載されたフリープランに加え、高度な機能がついた有料プランも用意されることがほとんどです。
広く使われているCMSとして、WordPress(ワードプレス)やMobableType(ムーバブルタイプ)などがあります。管理画面からさまざまなテンプレートを選べるほか、プラグインとして予約システムの機能を追加することが可能です。
CMSを利用する場合は、Web制作に関する知識が必要となります。また、望む機能が実現できない可能性もあるため、CMSの仕様や機能を十分に確認しましょう。
1-3.無料のサービスを利用する
Web制作に関する知識に不安がある場合は、SaaS(Software as a Service)から予約システムの無料プランを利用することも選択肢の1つです。SaaSはクラウド上のサーバーにある予約システムをインターネット経由で利用するサービスであり、多くのベンダーが提供しています。
ほとんどは利用できる機能が段階的に設定されており、無料プランでは使える機能に制限がつくことが多い傾向です。有料バージョンにすると高度な機能が設定され、機能が増えるに従って月額課金が高くなるシステムをとっています。
1-4.自作で作成する
Webサイト作成のためのスキルがあれば、予約システムを自作することも可能です。オリジナルのシステムを作成することができるため、自社の業界・業種に合った機能やデザインを実現できます。
予約システムを自作できれば、開発会社に依頼する費用やCMSの有料プランの費用を節約することも可能です。
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2.自作で予約システムを作るときに必要なスキル
予約システムを自作する際には、HTML・CSSによるコーディングの知識や、PHP・Javaといったプログラミングの知識が必要です。Webサイトを作るスキルとして必須のHTMLとCSS、プログラミング言語のPHPとJavaの詳細を解説します。
◯HTML・CSS
HTML・CSSは、Webページに表示させるテキストや写真、デザインを指定する役割を持ちます。HTMLはマークアップ言語と呼ばれ、ソースコードを編集してWebページに表示させるテキストや画像などに意味づけを行う言語です。CSSはスタイルシート言語であり、HTML要素のサイズや位置、色などのデザイン要素を指定します。
◯PHP
PHPはプログラミング言語であり、Webサイトを構築するための各種ファイルと一緒にサーバー側に置かれます。HTMLだけでは、静的なWebサイトしか作ることができません。PHPのプログラムを書くことで、予約システムのようなユーザー側からの入力に対応する動的なWebサイトを作ることが可能です。
◯Java
Javaはプラットフォームに依存せず汎用性が高いことから、最も広く使われているプログラミング言語です。Webサイト制作以外には、モバイルアプリや組み込みシステムなどのハードウェア環境に対応することが可能であり、PHPと同様に予約システムにも適しています。
3.予約システムに含めるべき機能
予約システムを自作したいと考えていても、実際にどのような機能を含めるべきか決まらないケースは珍しくありません。予約システムの活用の幅を広げたい場合は、含めておくべき機能の一覧を把握しておきましょう。
ここでは、予約システムに含めるべき機能を解説します。
3-1.予約管理機能
予約管理機能を実装すると、予約管理のための人的負担が軽減されます。24時間対応で予約受付が可能となり、予約状況もリアルタイムで反映されるため、人的な間違いを防いで予約トラブルをなくすことにつながります。
加えて、事前のリマインドメールやキャンセル待ち機能など、自社の店舗運営に合わせた独自の機能を持たせることも可能です。
3-2.セキュリティ対策機能
予約システムは顧客の個人情報に関するデータベースを管理することになるため、システムのセキュリティには細心の注意が必要です。
サーバーのホスティングを行う場合は、事業者のセキュリティ対策が十分かどうかを確認しましょう。通信の暗号化(SSL)や不正アクセスに対する対策(WAF・IDS・IPSなど)に対応しているかどうか、チェックすることが重要です。
3-3.決済機能
会員制で月額課金のサービスを提供している場合、チケットや回数券を販売している場合は、予約システムに事前決済機能を加えることも検討しましょう。自社のユーザー層に合わせた決済方法を用意しておくことは、決済機能を加える際の重要なポイントです。
クレジットカードを所持していない人がいることも考慮すると、現金だけでなく電子決済の機能を含めると、よりお客様にとって親切なシステムとなります。
3-4.顧客管理機能
顧客管理機能は、マーケティングを検討する際に欠かせない要素です。受付の際に予約フォームからユーザーが入力する登録情報を積極的に活用し、収益の拡大につなげます。利用頻度や支払総額といったLTVに関連するデータ、集客エリアなどを分析するための機能があるとよいでしょう。
予約システムを自作する場合は、上記のようなアウトプットされる情報までを含めて機能に盛り込めば、利用価値が高まります。
4.自作が難しいなら「リザエン」がおすすめ
Web制作やプログラミングに関する知識がある人であれば、予約システムを自作できるでしょう。しかし、実際に自作することは大変な作業であり、時間がかかってしまうケースも珍しくありません。
予約システムを自作することが難しい場合は、さまざまな機能が備わっている「リザエン」をご検討ください。リザエンでは予約枠の作成や集計・分析など、予約システムに必要な機能を取り揃えております。
料金プランはわかりやすく設定しており、導入前には1ヶ月間の無料トライアルを実施することも可能です。予約システムの導入を考えている人は、さまざまな企業の導入実績もあるリザエンをご利用ください。
まとめ
予約システムは比較的簡単に作れるものから、フルオーダーメイドで開発するものまで、求められるレベルやビジネスの種類に応じて導入することが可能です。しかし、初めて予約システムを導入するケースでは、リザエンのようなあらかじめ用意されたシステムのほうがスムーズに導入できます。
予約システムを選ぶ際は、どのような機能が備わっているのか必ず確認しましょう。自社にとってメリットがあるかどうかを確認し、予約システムを導入することが重要です。
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