公開日: 2023.04.07 更新日: 2024.05.15
API連携が可能な予約システムとは?連携するメリットも紹介

予約システムとは、顧客からの予約についてオンラインで対応できるシステムです。予約システムは、API連携の機能を活用することで、他のシステムと連携することができます。他のシステムと予約システムの連携により、業務効率化や顧客満足度の向上を実現することが可能です。
この記事では、予約システムでAPI連携を実施するメリットについて、代表的なものを3つ解説します。また、API連携が可能な予約システムについても紹介するため、予約システムの導入を現在考えている場合は、ぜひご覧ください。
1.予約システムとは?
予約システムとは、予約を要するサービスを利用する場合に、顧客がオンラインで簡単に予約できるシステムを指します。予約システムが人間に代わって予約受付や管理を行ってくれるため、とても便利な仕組みです。
予約システムの利用によって、顧客側はスムーズに予約作業を行えます。また、予約システムを導入した側は、予約情報・顧客情報の効率的な管理の実現が可能です。
1-1.予約システムのAPI連携
APIとは「Application Programming Interface」の略語で、プログラムによってシステム同士をつなぐための接点のようなものです。APIを使うと、システム間でデータや機能などの連携ができます。
予約システムにLINEのようなチャット機能を加えたいケースを例に、具体的に説明します。
APIがない場合では、チャット機能を一から開発して予約システムに搭載しなければなりません。しかし、もし別のチャットツールでAPIが公開されている場合、作業はとてもスムーズです。公開されているAPIに対し必要な値を入力すれば、チャットツールの機能を取り込み、予約システム内でチャットができるようになります。
APIは、外部システムとデータのやり取りや機能の取り込みを行うために、大きく役立つ存在です。
2.API連携のメリット3つ
予約システムでAPI連携を実現することによって、予約システムを導入する企業側はさまざまなメリットを得られます。
ここでは、予約システムでAPI連携を行うことの主なメリットを「データ活用」「コスト削減」「セキュリティ対策・顧客満足度」というポイントに絞って解説します。業務効率の改善のためにAPI連携に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
2-1.システム内のデータを有効活用できる
予約システムでAPI連携を行えば、予約システムで管理している予約情報や顧客情報を、他のシステムと連携させられます。
例えば、予約システムを導入したときに、すでに顧客情報を管理するシステムを使っている場合は、API連携によって同じデータを共有することで、二重予約の防止が可能です。また、予約システムと分析システムを連携させて、予約情報を分析した結果をマーケティングに有効活用できます。
2-2.開発コストを削減できる
システム開発には多くの時間と費用がかかります。また、システム運用には、エラーやバグの改修作業やバージョンアップ作業が不可欠です。システムの処理が高度になるほど、開発・運用にかかるコストは高くなります。
しかし、API連携によって、使いたい機能を一から開発する必要がなくなるため、システム開発コストの削減が可能です。また、システムのAPI連携は、開発コストだけでなく運用コストの低減にもつながります。
API連携の場合、必要なデータは連携先のシステムに存在するため、メンテナンスが要りません。連携先のシステムでメンテナンスを実施した場合にも、予約システムに自動的に反映されます。
2-3.セキュリティ・レベルや顧客満足度を向上できる
近年、システムの安全性・セキュリティの確保は重要な課題です。システム開発のすべてを自社で行った場合、情報セキュリティの専門的な知識を要します。
しかし、専門知識がない場合でも、セキュリティ・レベルの高い外部APIを利用すれば、安全面で信頼できるサービスの提供が可能です。例えば、GoogleアカウントやFacebookアカウントとの連携によって、高いセキュリティ・レベルの認証が行えます。
また、Googleのような広く普及している大手サービスとAPI連携すれば、システムの使い勝手はよくなります。システムの使いやすさはサービスの価値を高めるため、API連携により顧客満足度を向上できるでしょう。
3.API連携が可能な予約システム4選
API連携にはさまざまなメリットがあるため、予約システムを利用する際にはAPI連携できるシステムを選ぶのがおすすめです。しかし、多くの予約システムの中でも、API連携が可能なものは限られています。
ここでは、API連携できる予約システムとして有名なものを4つ紹介するため、ぜひ参考にしてください。
3-1.STORES 予約
「STORES 予約」のAPI連携機能では、社内基幹システムや業務系ツールと「STORES 予約」を簡単に連携できます。顧客管理や会計管理、営業・マーケティング活動など、業務負担を増やすことなく予約システムの導入が可能です。
「STORES 予約」でAPI連携機能を利用するには、スタンダードプラン以上のプランの契約が必要です。API連携によってデータの取り込みも自動でできるため、業務効率の向上につながるでしょう。
3-2.ChoiceRESERVE
2010年にサービスを開始した「ChoiceRESERVE」は、レストランやヘアサロンなど、多様な業界で利用されているクラウド型の予約管理システムです。「Pro」または「Enterprise」のプランを契約することで、API連携機能の使用が可能です。予約日時や予約数、合計金額、管理メモなどのさまざまなデータをAPIで取得できます。
社内基幹システムや業務系ツールなどと連携することによって、予約システムが持っている情報を顧客情報管理やマーケティングに生かせるのも魅力です。蓄積したデータを、予約枠の最適化や次年度以降の事業投資の判断材料として活用するのもよいでしょう。
3-3.SuperSaaS
「SuperSaaS」は、多業種・多言語に対応したネット予約システムで、開発者ドキュメント上ではAPIの仕様が公開されています。「SuperSaaS」のデータベースにアクセスすることによって、データの更新が可能です。
「SuperSaaS」にはユーザーAPI・アポイントメントAPI・フォームAPI・インフォメーションAPIの4つのAPIタイプがあります。決済サービスによる予約時のオンライン決済機能の実装に加え、各国の通貨が選択できるため、国際的なビジネスにも適しています。
3-4.リザエン
「リザエン」では、カスタマイズすることで、システム間のデータ連携やAPI連携を行えます。専門のエンジニアによるサポートによって、自社の運用に最適な予約システムで業務の効率化が可能です。
カスタマイズの例を以下に挙げます。
・デジタルサイネージに予約状況を表示
デジタルサイネージ上に表示した予約状況によって、店舗や施設の予約状況・混雑状況を、顧客に視認してもらえます。
・POSレジと連携
POSレジと連携し、売上データと予約情報をひもづけることによって、詳細な売上データ分析が可能です。
・シングルサインオン
既存の会員情報や社員情報、学生情報などのデータベースと連携し、発行済みアカウント情報で予約システムにログインできます。
カスタマイズには、リザエンのエンタープライズ版を利用する必要があります。エンタープライズ版では、カスタマイズに最適化された専用パッケージをベースに、課題解決に必要なカスタマイズを低コストで実現することが可能です。
まとめ
予約システムと他のシステムをAPI連携によりつなげることで、予約システムに多様な機能を低コストで盛り込むことができます。また、適切な外部のシステムと予約システムをつなげることにより、セキュリティ・レベルや顧客満足度を高めることが可能です。
予約システムの「リザエン」では、エンタープライズ版を利用することで、他のシステムとAPI連携が行えます。専門のエンジニアがご要望に応じた提案からシステム導入までサポートいたします。予約システムの導入を考えている方は、ぜひ「リザエン」の導入をご検討ください。
登録無料! メルマガ登録はこちら
予約システムの活用事例や
ウェブセミナーなどの情報をお届けします。
閉じる
個人情報の取り扱いについて
株式会社インタークエストでは、個人情報を下記の通り取扱いさせていただくものとします。
【1】 収集目的
- ・資料請求、お問い合わせを頂いた方への資料送付、返答
- ・一ヶ月無料トライアルにお申し込み頂いた方への各種情報提供、
返答、および初期データとしての登録 - ・電子メールによるサービス・メルマガ・セミナー・
製品アンケートなどに関するご案内
【2】 個人情報の提供
ご提供頂いた個人情報を、第三者へ提供することはいたしません。
【3】 個人情報の預託
ご提供頂いた個人情報を、外部へ預託することはいたしません。
【4】 個人情報提供の任意性と不足の場合の結果
ご提供頂く個人情報の項目については任意性を尊重いたしますが、それに不足部分がある場合は、適切なサービスができないことがあります。
【5】 開示、訂正、削除の要求
個人情報の開示、訂正、削除要請には速やかに応じるものとしますが、コールバックなどの方法で本人確認をさせて頂きますので、ご了承ください。
【6】 クッキー(Cookie)等について
当サイトでは、ユーザーに有益な機能を提供する目的でクッキー(サーバ側で利用者を識別するために、サーバから利用者のブラウザに送信され、利用者のコンピュータに蓄積される情報)を利用しております。 クッキーは、ユーザー個人の身元を特定できるものではありません。
■Google Analyticsの利用について
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Google Analytics」を使用しています。Google社から分析結果(ユーザー属性とインタレストカテゴリに関するGoogle Analyticレポートなど)を受け取り、お客様の当サイトの訪問状況を把握します。このGoogle Analyticsはデータの収集のためにクッキーを使用しています。このデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
Google Analyticsの利用規約に関しての詳細はGoogle Analyticsサービス利用規約ページやGoogleプライバシーポリシー規約ページをご覧ください。
Google Analyticsの無効設定は、Google社によるオプトアウトアドオンのダウンロードページで「Google Analyticsオプトアウトアドオン」をダウンロードおよびインストールし、ブラウザのアドオン設定を変更することで実施可能です。なお、お客様がGoogle Analyticsを無効設定した場合、お客様が訪問する当サイト以外のウェブサイトでもGoogle Analyticsは無効になりますが、お客様がブラウザのアドオンを再設定することにより、再度Google Analyticsを有効にすることも可能です。
■広告配信の利用について
当社ではGoogleやYahoo!の広告配信事業者の広告サービス(ディスプレイ広告/リマーケティング/リターゲティング機能)を活用し、過去に当サイトを訪問された方が特定のページを訪問した際にお知らせ(広告)を配信しております。その際、当サイトの訪問履歴情報を取得するためにクッキーを利用します。
Google によるクッキーの使用を無効にする場合は、Google 広告のオプトアウトページに、Yahoo!によるクッキーの使用を無効にする場合は、Yahoo!のオプトアウトページにアクセスして、クッキーの使用を無効にすることができます。
【7】 外部サービスのAPIから取得した情報の用途について
■Google Calendar API (scope: https://www.googleapis.com/auth/calendar.events )の利用について
・リザエンは、Googleカレンダー連携機能を有効にした状態で予約登録した際に、Googleカレンダーに予定を登録するためにGoogle Calendar APIを利用しています。
・リザエンは、Googleカレンダーに予定を登録すること以外でGoogle Calendar APIを利用することはありません。
・リザエンは、Google APIから受け取った情報を他のアプリに使用および転送する場合、Google API サービスのユーザーデータに関するポリシー(使用制限要件を含む)を遵守します。
【8】個人情報の安全管理のために講じている措置について
当社は、個人情報を適切に取り扱うため、JIS Q 15001に準拠した個人情報保護方針等を策定し、個人情報保護マネジメントシステムを運用しております。また、個人情報を取り扱う際は、組織的(体制の整備、規程等の整備等)・人的(個人情報保護に関する教育等)・物理的(入館管理の実施等)・技術的(アクセス制御等)観点に基づき安全管理措置を講じております。安全管理措置の詳細については、「問合せ受付窓口」にお問い合わせください。
【9】 問い合わせ、開示、訂正、削除の受け付け
個人情報収集目的に関してのお問い合わせ、開示、訂正、削除のご請求は下記受付窓口までお願いいたします。
<問合せ受付窓口>
大阪市中央区南本町3-1-12 カネセ中央ビル8F
TEL 06-6120-1320
pinfo@iqnet.co.jp
株式会社インタークエスト
個人情報保護管理者 営業部長
制定:2005年10月14日
改定:2024年3月27日
株式会社インタークエスト
代表取締役 岩松 教雄