公開日: 2024.12.02 更新日: 2025.06.02
PayPayの決済手数料はいくら?導入コストや初期費用を解説

キャッシュレス決済が普及する中、PayPayはその利便性と多様なサービスで多くの店舗に導入されています。PayPayを導入する際に気になるのが、決済手数料や初期費用といったコストです。
当記事では、PayPayの決済手数料や導入にかかる費用について詳しく解説し、ほかのキャッシュレス決済サービスとの比較も行います。さらに、PayPayを導入するメリットや利用者の増加傾向にも触れ、コストパフォーマンスの良さや集客効果についてもご紹介します。
1. PayPayの決済手数料はいくら?
PayPay決済時に加盟店が負担する決済システム利用手数料は、次の通りです。
【PayPay決済システム利用利率】
| PayPayマイストア ライトプラン加入 |
PayPayマイストア ライトプラン未加入 |
|---|---|
| 1.60%(税別) | 1.98%(税別) |
出典:PayPay「PayPay決済時の決済システム利用料率が知りたい」
加盟店がPayPayマイストアライトプラン(以下、ライトプラン)へ加入すると、プラン開始日の翌月1日から決済システム利用利率が1.60%に下がります。複数の店舗でライトプランを利用したい場合は、店舗ごとの加入手続きが必要です。ライトプラン未加入だと、決済システム利用手数料は1.98%で、一部機能が制限されたPayPayマイストア制限プランが適用されます。
1-1. PayPayの初期費用・解約手数料
PayPayは専用端末なしで利用できるため、初期費用や機器代は0円で導入可能です。PayPay利用申し込み後、PayPayから送付される決済用QRコードを店内へ設置すればスキャン決済が可能となります。また、店舗のバーコードリーダーを用いたバーコード決済も可能です。
ライトプランへ加入すると、PayPayクーポンやPayPayスタンプカードなどの集客サービスを利用できます。ライトプランの通常料金は、次の通りです。
【PayPayマイストア ライトプラン料金】
| 初期費用 | 1,980円(税別) |
|---|---|
| 月額利用料 | 1,980円(税別) |
| PayPayクーポン利用料 | 3%取引 |
ライトプランに加入すると、加盟店1店舗ごとに月額利用料の支払いが生じます。月途中に解約する場合も1か月分の月額利用料が発生しますが、解約手数料はかかりません。
PayPayクーポンを用いた決済取引に対しては、決済手数料とは別に、取引額に対して3%のクーポン利用料がかかります。トライアルキャンペーンが適用された場合は初期費用無料、さらに契約月とその翌月の月額利用料も無料となります。
1-2. PayPayの振込手数料
PayPayの基本的な振込サイクルは月1回であり、月末締めかつ最短翌日入金となります。月1回の振込であれば、振込手数料はかかりません。
月1回の振込を待たずに入金してほしい場合、加盟店向け管理画面「PayPay for Business」から早期振込サービス(都度)を利用できます。早期振込サービスの振込タイミングおよび手数料は、次の通りです。
【早期振込サービス(都度)の利用料・手数料】
| 振込タイミング | 都度振込利用料 | 振込手数料(税別) | |
|---|---|---|---|
| 振込申請の翌日以降 | 0.38%(税別) | PayPay銀行の場合 | 20円 |
| その他金融機関の場合 | 200円 | ||
使用している口座がPayPay銀行であれば振込申請日の翌日に、その他の金融機関であれば翌々営業日以降に入金されます。ただし、毎月1日は振込依頼サービスを利用できない点に注意が必要です。
2. 主要キャッシュレス決済サービスの決済手数料を比較
日本国内における主要キャッシュレス決済サービスの決済手数料は、次の通りです。
【キャッシュレス決済サービス各社の決済手数料】
| キャッシュレス決済サービス | 決済手数料 |
|---|---|
| PayPay | 1.60%/1.98%(税別) |
| au PAY | 2.60%(税別) |
| 楽天ペイ | 2.95%/3.24%(税別) |
| d払い | 2.60%(税別) |
出典:PayPay「PayPay決済時の決済システム利用料率が知りたい」
出典:au PAY
出典:楽天ペイ
上表から、PayPayの決済手数料はキャッシュレス決済業界最安水準であることが分かります。
クレジットカードの決済手数料はカード会社や業種によって異なるものの平均2~4%程度で、スマホを用いるキャッシュレス決済サービスよりやや高めです。また、クレジットカードでの決済回数や事業規模などによってはより多くの決済手数料がかかることもしばしばあります。
決済方法を増やすことで顧客の利便性向上につながるものの、導入数を増やしすぎるとランニングコストが大きな負担となりかねません。キャッシュレス決済にかかるコストを抑えたい場合は、PayPayの導入がおすすめです。
3. PayPayをキャッシュレス決済として導入するメリット
キャッシュレス決済導入によって店頭での現金支払いが不要となり、現金の持ち合わせがない顧客や決済を素早く済ませたい顧客にとって大きなメリットとなります。ほかにも、PayPayの導入によって次のようなメリットが期待できます。
3-1. キャンペーンによっては売上アップが期待できる
PayPayは、ポイント還元率アップや決済金額の一部還元などのキャンペーンを頻繁に実施しています。
全国各地の自治体と連携したキャンペーンもPayPayの強みです。ポイント還元キャンペーンは自治体外の住民も利用できるため、わざわざ遠方から買い物に訪れるユーザーも少なくありません。また、一部の自治体では地元ユーザーに対して自治体内で使えるPayPay商品券を販売しています。
これらのキャンペーンを活用することで顧客獲得の機会が増え、売上アップはもちろん地域活性化にも役立つと期待できます。
3-2. 利用率が高く導入によって集客率向上につながる
原則としてSMS認証可能なスマホとPayPayアプリがあれば誰でもPayPayを利用でき、法定代理人の同意があれば未成年者も利用可能です。アプリと紐づけられる銀行口座がない場合は、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMから現金をチャージして使えます。使い方は比較的シンプルなため、スマホ操作に不慣れなユーザーも使いやすいでしょう。
2024年3月、スマホを所有する18~69歳の男女約2万人を対象としてQR決済に関する調査が行われました。「現在利用しているQR決済(複数回答可)」で最も多かった回答はPayPay(49.5%)であり、次いで多かった回答は楽天ペイ(25.9%)でした。この結果から、QRコード決済利用者の約2人に1人がPayPayを利用していることが分かります。
出典:MMD研究所「2024年3月QRコード決済の利用に関する調査」
また、アリペイやカカオペイといった海外決済アプリからもPayPayのQRコードを利用して決済可能です。利用率が高くインバウンド需要にも対応できるPayPayの導入によって来店のハードルが下がり、集客力向上につながると期待できます。
3-3. セキュリティ対策やサポート体制がしっかりしている
PayPayはSSL通信による顧客情報暗号化や不正利用防止システム、そしてセキュリティ専任スタッフによる監視などによって機密情報を守っています。加盟店向け電話サポート窓口は24時間365日利用でき、困ったことがあればいつでも相談可能です。もし悪質な取引による損害が出た場合は、原則としてPayPayが取引金額全額を店舗へ入金します。また、顧客への補償などが生じた場合もPayPayが負担します。
万全なセキュリティ対策とサポート体制を備えたPayPayは、顧客と店舗の両方が安心して使える決済システムと言えるでしょう。
まとめ
PayPayの導入は、低い決済手数料で店舗運営コストを抑えつつ、集客効果を高めるメリットがあります。特に、キャッシュレス決済は顧客の利便性向上につながり、スマホ決済の利用が拡大する中で重要なポイントです。
予約システムの事前決済にPayPayを導入すれば、PayPay経済圏のユーザーやクレジットカードを持たない層にも利用しやすくなり、予約機会を増やせるでしょう。PayPayと併せて予約システム導入を検討中の方は、ぜひリザエンをご利用ください。
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